ネオ君がやってきた❶
どうも僕の名前は
「ネオ」というらしい
僕は、いつも通りに
夜回りしていたんだけど
12月の始めのあの日は
いつもとは違ったんだよ
頭に衝撃があって
動けなくなっちゃったんだ
そのうち
「交通事故にあった猫を見つけた」と
お姉さんが、泣きながら誰かと話す声が聞こえた
僕の声が聞こえないのかな?って思ったから
たくさん鳴いたんだ
次の日の朝、病院に連れて行ってくれたんだよ
ボクが頑張っているから、お姉さんも頑張るよ!って言ってた
そこの病院では、「腫れがひかないと治療できない、顎の手術はウチではできない」と言われてた
良い先生だなって思って聞いてた
できないことはできないって、言ってくれたし、鎮静剤と止血剤をしてくれたからね
そのあと、もっと遠くの病院に連れて行って貰ったんだよ
0コメント