ネオ君がやって来た❷
遠くの病院、本当に遠かったよ
患者さんがたくさん待っていたけど
「交通事故の猫ちゃんなので、先に診ますね」
って、受付の人が話してた
病院の先生にボクは会えたけど、連れて行ってくれた人は会えなかったんだって
入院中、顎が割れちゃっているから
流動食になって管を付けてもらった
ご飯の時
お腹がいっぱいになって
スリスリゴロゴロしたんだよ
ボランティアの人が来た時に写真を撮ってくれた
「腫れがひくまで、危険な状況です」って先生が話してたけどね
ボクとしては、のんびりできたし
だからか
下顎はいい感じに固まってきたんだって
そのうち
上顎の修復手術もできたし
どうも「ボクの危険な状況」は過ぎ去ったみたいだよ
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